SD大好き野郎~プラモ作成備忘録~

ガンプラだけに捉われず様々な模型をむさぼり中の出戻りモデラーの完全趣味部屋。製作過程や完成品のレビューなどなど。

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https://www.gundam-seed.net/freedom/


観 て く れ!!!!
(観た人は)良かったよな!!


本気でそう言える映画「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」を公開日初日に観てきました。

ガンダムシリーズはもちろん長いお付き合いなんですけれど、SEEDという作品は私にとって今だから言えるけれど「好きですか?」と聞かれると非常に返答に困る作品のひとつでした。

おそらく私と同じSEEDリアルタイム世代の方だとSEED放映時に「これはおもしれ〜ガンダムだ!!」とテンションが上がった一方、SEED Destinyのラストがあまり腑に落ちなくて「あれは何だったんだ…」みたいなしこりのようなものを残してしまい、そのままSEED FREEDOMまで醸成されないまま長い時を過ごした方も多いのではないかと思っています。

そんなリアタイ世代にとって切っても切れないとも言えるガンダムSEEDが20年の時を経て舞い戻り、しかも初動3日間で約10億円の興行を叩き出すという異例のヒットとなってますが、これは裏を返せばエヴァの呪縛ならぬSEEDの呪縛から解放されたい人がそれだけいらっしゃったんじゃないかと思いますね( ´,_ゝ`)

私はそんな1人だったのですが、SEED FREEDOMを見る上でHDスペシャルエディション(総集編のやつ)をdestinyまで観た上で映画を鑑賞した私も見事に魂の浄化に成功した訳です。

あまりにも魂が震えたことあって、でもTwitterでネタバレ含めて感想も呟くことも憚られると思い久々に筆をとり読んだ人と共に一緒に浄化されたい所存なのです。

デスティニーを見ていた2024年の君へ

SEED FREEDOMのあらすじとかはもういいと思うんですが、ほんとデスティニーを見ていた人からすれば地続きの完結を見せてもらったという気がしてならない作品だなと私は思うんですね。

冒頭でもデスティニーのボス的存在であるデュランダル議長の言葉にはじまり、彼を否定した世界で奮闘しながらも答えが出せず葛藤しているキラの姿からはじまります。

その後はラクスに愛されている姿をスクリーンで見せつけるも准将となったキラはそれより世界平和と選択への重圧から向き合えず絵に描いたようなワーホリに。お前、まるで20年来に劇場に来た俺たちと同じような社畜にならんでも

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https://www.gundam-seed.net/freedom/character/chara5.php


そんな彼を支えるのは前作で敵対関係にあったシン・アスカやルナマリア・ホーク、そして彼と悲劇の別れを告げた女と声が一緒のアグネスなど世界平和監視機構コンパスのメンバー。しかし優しさ故に他者へ頼ることができないキラは仲間ばかりかラクスさえにも悩みを告げることができず、その弱みにつけ込まれる形でオルフェ率いる新たな人種「アコード」たちの策略に落ちてしまう…

俺は昔からアスカガ派でした

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そんな窮地を救ったのがキラの親友であるアスラン・ザラとかいうSEEDFREEDOMで最もおもしれー男。

アコード達の動きをカガリの元で秘密裏に調査していたアスランは、絶滅手前でアークエンジェル一行の救出に成功。しかしラクスはアコード達の手に落ちてしまい、再び世界は大きく二分される寸前となってしまう。

デュランダルやクルーゼが問いかけた人が簡単に戦争を放棄しないという言葉や、デュランダルが提唱しアコード達も掲げる「デスティニープラン(人は生まれ持った人生を歩むことで戦争が無くなるという考え)」を否定した責任に雁字搦めとなり、ついに自分の信念であった世界平和への道を閉ざそうとする。

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「甘ったれるな!!」

そこにすかさずアスランの鉄拳制裁。過去作では一度も見られなかったキラの弱りきり絶望する姿と、まるでカミーユが如く迷いのないパンチに私も劇場で(心の中で)ガッツポーズをしていた。

私は本当にこのシーンが好きで。単純にアスランが好きな理由って不器用ながらしっかり自分の考えを通そうと奮闘するところなんですよ。SEEDの時から私は彼のそんなところが好きで、同じく日和見と言われようと理想論だと揶揄されようと父上から受け継いだ意思を大事にするカガリとのペアが好きだったんですよねぇ。

これに対してキラは完璧超人なんでしょうけど、それ故に人間らしさをあまり感じられなかったんです(少なくとも私は)。そして周りに頼ることなく無謀なこともおいかぶって自分だけで何もかも無理難題を達成しようとするdestinyでの彼の姿にヤキモキしていたんだなと今なら冷静に思えるんです。

ただもっと冷静に考えれば突然戦争に巻き込まれヤキンドゥーエを終焉させただけで、子供だけにあんなとっ散らかった世界の安定や戦争根絶なんて無理よな〜と見直して思う訳です。

このシーンを見ただけでもdestinyが本来どんな時間軸で展開された話であり、彼らがどんな悲惨な出来事を終えた直後の少年かという背景を考えると見方が全然変わってくるなとSEEDFREEDOM通して再確認をしました。

本編に戻りますと、散々胡乱だ迷ってばかりと呼ばれていたアスランの真っ直ぐなパンチは弱り切っているにもかかわらず周りを頼らないキラに見事に喝を入れることに成功。

そして再び一致団結したアークエンジェルの面々はラクス救出へ。しかし艦もなくモビルスーツも失った彼らに反撃は許されないと思われたものの、オーブがこっそり彼らの愛機だったストフリやインジャ、そしてデスティニーを改修して保管していた。しかも艦もコンパス所持の最新艦「ミレニアム」を「接収された」と称して実質譲渡という形でゲット。そういうとこやぞオーブ

俺が見たかったデスティニーだ!!

立ち直りラクスを助ける決心をしたキラは、シンに対しても本当の意味で頼りにすることとなった。

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そしてこの笑顔である

アコード達もキラ一行を迎え撃つのだが、その手を引き受けるのがデスティニーに乗ったシン。実はイモータルジャスティスを映画冒頭では駆っていたが元々アスランの系譜ということもあってかめちゃくちゃ嫌そうに乗ってました。

しかしデスティニー見た瞬間に「これなら勝てる!」と勇み、その言葉通りアコード相手にも無双。destinyでは見られなかったほどの鬼神ぶりで苦戦していたアコード達のMSを薙ぎ払っていく。

ここ以外でも本編でのシンは年相応のキラキラ少年となっており、自分を信じてくれるキラに懐いたりオードブルのご飯を皿いっぱいに乗せたりとその姿は犬そのもの。これにはルナも呆れ果てていた(しかし中の人は夫婦である)。

destinyでは妹を目の前で無くし信じていた人に裏切られ続けるなど悲惨なことしかなかったシン。本来は平和を願う心優しい性格であり、福田監督も明るい真っ直ぐな少年ということだったので、その姿が見れただけで泣きそうになったのはここだけの話である。

そしてシンに対する更なるサプライズといえば、アコード戦で見せた彼の心に住みつく魔物の存在ステラである。

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シンが戦争中に出会ったエクステンデッドの1人であり、戦争のために矯正をかけられていた少女。彼女との出会いがシンをまた変えたのも事実であり、彼にとって忘れられない人間の1人でもあった。

アコードは他者の精神に干渉できるのだが、シンに干渉した時は心の中に存在したステラがこれを撃退。福田監督らしくコミカルにエンタメに描いてくれたが、私は声を上げないのに必死だったのを今でも忘れない。

非常にコミカルであったものの、このシーン1つとってもシンは過去を忘れるわけでもなく、引きずるわけでもなく自分の中の一部として「決着」をつけ自分の足で歩くことを決めた姿でもあり、アコード達が掲げる思想へのアンチテーゼになってるなぁと思ったり。うますぎるよ福田さん

おもしれー男と愛とクロスアンジュ

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戦いも最終局面に入るころ、アスランはというとインジャで敵MSのリーダーと対峙。しかし心が読める相手ということもあり苦戦していたかと思うと、機体の操作はなんとカガリがリモートで対応。虚をつく形で流れを掴み、さらに心の中のカガリを見せつけ当惑させることで撃破。

キラはアコードの首領ともいえるオルフェと対峙。彼のMSにはイングリッドという女性と二人乗りで迎え撃ち、どんどん追い込まれるキラ。

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そこにやってきたのはアンジュー
いやライダースーツのラクス


キラが開発していたストフリ向けの強化パックみたいなものと合体し、キラさんもオルフェ同様に2人乗り体制で交戦。そして機体から放たれるのはガンダム世界ではまず見ない放電攻撃に不思議なバリアフィールド、そしてコロニーぐらいの拠点なら真っ二つにできる超圧縮ビーム。ラクス様のあたりからおまえ出る作品(クロスアンジュと)まちがってない?

圧倒的な力と愛の力でオルフェを崩し、イングリッドはキラとラクスの姿を見てデスティニープランでは見れない世界を垣間見て涙を流す。そう、彼女はアコード達が望む世界では結ばれるはずのないオルフェのことを愛していたのだー。

その一方、オルフェはデュランダルが提唱したプランに則り世界を牛耳るためラクスとの契りを画策していた。そのためにキラを追い詰め、ラクスとの仲を割き手中に収めようとしていたのだった。

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「必要だから愛するのではないのです、愛しているから必要なのです!!」

そんなオルフェをラクスは強い愛で否定し、彼に想いを寄せるイングリッドの心も射抜く。しかしいきなりの展開に会場はちょっと気後れした空気になったと感じたし、私は完全に「風向き、変わりそうねー」と某企業CEOみたいな顔になってたと思う。

アスランの変態具合(愛についてね)やライダースーツ、「オーブだから」だけでは誤魔化せない技術にオルフェの無理やり女を手に入れようとするムーブはまさにキモい髪型でにやにやして服のセンスもなく斜に構えてて女の扱いも知らない千年引きこもりの恥知らずなどこぞの遺伝子レベルで生理的に無理と言われた男そのもの。

ラクス様の一喝以降、私はもうこの映画を「ここ、クロスアンジュで見た!!」みたいな気分で見ていましたよ。

ただ逆に言えば、私ははじめてクロスアンジュを見た時に「これデスティニーでできなかったことを少なからずやろうとしたんかな〜」と視聴当時は思ったりしたんですよね。

はじめから人の運命が選別され虐げられる世界、その世界の否定と自分で歩む力こそが生きることというテーマはどうしてもデスティニーがチラついてました。

よくよく考えれば福田監督はガンダム以前にサイバーフォーミュラや電童などを手がけており、むしろエンタメに強い監督なイメージがあります。そんな監督がガンダムをモチーフにやりたかったのは寧ろクロスアンジュだったんじゃないか。そんな気さえしました。

20年という時間がキラと素直に握手できるまでに必要な時間だった

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無印が放送されたのが2002年でその2年後にデスティニーが放送、そして2024年にSEED FREEDOMの封が切られたわけですがやはり学生時代の自分では冷静にデスティニーを咀嚼することはできず、ただただシンと一緒に辛い中でも頑張ろうとしているキラさんを否定するしかできませんでした。

そんな辛かった彼と喧嘩別れみたいな形になってしまい20年過ぎていたわけですが、クロスアンジュを経てC.Eにひとつの決着を見せてくれたこの映画はマジで凄いと思うんですよ。デスティニーが無ければこのエピソードは無かったし、クロスアンジュがなければこの世界線にも辿り着けなかった。そして20年を経て本音を見せ愛を叫ぶキラさんに私もはじめて握手ができたと思います。

そして本作はこう公開された時期もめちゃくちゃいいなと思うんですよ。エヴァンゲリオンもシンジくんが現実に帰ると共に呪縛から解き放たれ、グリッドマンユニバースでお祭り映画の何たるかの訓練が施された。まるで狙ったかのように、最後の平成の1ピースを拾ってはめ込むかのような映画じゃないかと思いました。

さんざんSEEDデスティニーについては「スパロボが正史」なんかと言われ続けてきましたが、やはり公式が1番彼らのことをわかってるというをまざまざと見せつけられたと共に、本当にこれで浮かばれると私は本心から思えました。

そりゃSNS等では謎技術など他にいろいろと言われるところもあるかと思いますが「そりゃクロスアンジュになったし」とか「そこはSEEDだからさ」とかいうところ含め、やはり20年という時間が作り出した空気感と追い続けたファンの練度は伊達ではないと思わざるを得ないのであった。

SDGW外伝の主人公、颯爽と登場!!

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ご無沙汰でーす、demodoriです。こちらブログでの更新が音沙汰なく「飽きたか?」みたいに言われても仕方ないほど空きましたが、突然の更新です。

更新理由は単純で

かっこいいSDができたから見てくれ!!

これに尽きて申し訳ないですが( ´,_ゝ`)笑

あとは久々にガッツリ作ったのでそろそろ自分の振り返りや後で工程を忘れないための備忘録として、そろりそろりと筆をとり書き連れなりけり…

目の処理

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SDガンダムの肝とも言える目作り。多くのSDモデラーさんも創意工夫をされており中にはご自身で書かれる猛者も数多くおられます。

かく言う出戻りモデラーの私は過去に美術の評価が真ん中(事実上の1)を超えた記憶もないほど絵心がないため、既存のシールや諸先輩の力を活用しております。

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まずは上画像のように既存シールをマスキングテープに貼り付け、黒ぶちをカットしてブラックを吹き付けます。

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シールを剥がすと黒ぶちが完成します。そして目のシールはまだ使うので捨てません。目の部分は事前にスキャナーでBB戦士やSDGWのものをデータ保存をしておき、適宜プリントして今回のようにマスキングしたものを貼り付けます。

タイトルなし

プリントしたものに私はいつもコピックで色付けを行い、そしてマスキングされたシールを貼って大きさを調整しています。

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あとデータ保存しているもの以外に某モデラーさんが同人誌の付録的なものとして配布されたデータを拝借して使用することもあります。今回のナイトストライクの目も比べてみた結果、そちらをもとに作成してみました。

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ナイトストライクガンダム ではありませんが、目の位置や色味の調整が完了すれば両面テープに貼り付けてマスキング跡に残っているところへ貼り付け。

私はこういう流れで今は作成しています。

塗装について

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ナイトストライクガンダムをはじめSDGWことワーヒーの面々は

デザイン複雑!!
色多い!!


となかなか素組み勢やマスキング勢泣かせではないかと前々から思っていたり…

私はそもそも筆塗り主体のためエアブラシのみの人よりは困ってはいなかったところはありますが、やはり細かくなるほど金属カラー主体であるほど筆塗りでも厳しいものは厳しい…( ゚д゚)

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なので私は

主となる金属カラーをラッカー系で塗装
(対象模型の主となるカラーによって変更。下地もブラックだけでなくマホガニーやグレーなど)

グラデしたいものがあればコート掛け

細かい部分をアクリル系で筆塗り

細かい部分の調整

必要に応じてトップコート

SDをはじめ多くの場合はこんな工程になることが多いです。

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そして今回のナイトストライクガンダムの肝ともなる煌めき鎧カラーはグラデの工程で作りました。

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使用したのは「クリスタルカラー トパーズゴールド」という塗料ですね。

色を付けるというよりもグラデーションを付けるのが主な塗料でエアブラシ推奨となっております。



グラデ前提ということもあり隠蔽力はさほど期待はでないのですが、ツイート内の動画のように吹き付けるだけで誰でもグラデができる魔法のような塗料です。

ナイトストライクガンダムはBB戦士の血を受け継ぐサラブレッド!!

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そんなこんなで今回のナイトストライクガンダムを作成していきました〜

今までのSDGWのキャラたちは基本組むと武器類やモード変形するものもありましたが、ナイトストライクのように軽装があるものはありませんでした。

そういった意味では昔のBB戦士のような軽装と鎧状態での違いというギミックを感じられて個人的には楽しかったですね〜

そしてクリスタルカラーなどはじめて使う塗料もあったりしてどうなるかわかりませんでしたが、予想以上にうまくいって良かったです(*´°`*)


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今回に限っていえばとにかく騎士ガンダムをモチーフに元設定も活かした塗装だけに集中していきました。

合わせ目?そんなの知らん

それぐらいの精神でやってもいいじゃない。だって趣味のプラモなんだもの笑

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…まぁデザイン良すぎてもう一つ作ること前提だったりするんですけどね( ゚д゚)

いいオチついたところで、最後に使った塗料を掲載して終わろうと思います〜それでは!!

使った塗料たち

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○サーフェイサー

  • マホガニー
  • 水性ホビー向けグレー

○ラッカー系

  • Mr.カラースーパーメタリック スーパークロームシルバー2
  • Mr.クリスタルカラー トパーズゴールド

○アクリル系

  • ファレホ フラットブルー
  • ファレホメカカラー レッド
  • ファレホ スカイグリーン
  • シタデルカラー XV88

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お久しぶりです、DEMODORIです。

ブログ更新が本当に気まぐれで申し訳ないのですが、久々に書き残しておきたい作品ができました〜

なので久々に色々と書いて残しておきます。

今話題のSDGWの主役・悟空インパルス

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昨今自分の中で熱いSD系列の新ブランド「SDGW」の主役・悟空インパルスです。

正史で主人公(笑)みたいだったインパルスが主役である上、アニメ本編でもしっかりヒーローになってくれてシン派の私としては勝手に報われた気分でした(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

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そんなアニメの感動のままササっとSDらしく簡単作成。やったとすれば股関節が開きやすいように足の付け根だけ削ったぐらいです。

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そしてアニメ放送からしばらくして発売したDXセット付属の八戒シルエットと沙悟浄シルエット。

もともと「悟空」ということもあって猿のような状態にはなれましたが、それに加え悟空インパルスが八戒と沙悟浄になれるという設定。

パーツを変えるだけでイメージが大きく変わり、この辺りのギミックは非常にBB戦士の流れを感じて感動しましたね。

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さらに全形態の全部載せのパワー解放状態(名前ちゃんとあるよ)

すべての力を出し切った大将軍のような迫力があり、こちらも満足度が非常に高かったですね〜

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上の画像は素組+一部塗装の状態。

SDシリーズというのは基本的に色が足りないものなので、塗り分けだけはしっかりやりました。

これも全部いろいろやってると途方もなくなるので

・白は塗らない
・ゴールドはしっかりやる
・目もしっかりやる

この3つにこだわることにして製作を進めました。

作成過程・カラーレシピなど

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前述の通り白は塗らず仕上げの際にプラモ感だけ消えればいいと思ってたので、それ以外のレッドとブルー、そして特徴的なゴールドをしっかり塗りました。

私は普段筆塗りなので基本色はファレホ、ゴールドなど金属カラーについては最近シタデルを使うようになりました。

塗る前に基本色はつや消しを吹き付け塗料が乗りやすくしておき、ゴールドなどについては発色加減などを考えて白やマホガニーなどのサフを吹きます。

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こちらがつや消し後にレッドとブルーを塗り、ゴールドについてはマホガニーサフからシタデルのLIBERATOR GOLDで塗装。

少し明るいゴールドでイメージと違ったのですが、シタデルにはベース・レイヤー・シェイドの3つがありそれぞれ使い分けることで後から陰影をつけたりカラーイメージを変えられたりします。


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こちらがベースカラーの上にシェイドのカサンドライエローを塗った状態。はじめのゴールドよりもギラついたゴールドになったのがわかるかと思います。

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アップでこんな感じ。かなりイメージを変えられるところがあるので、特に金属カラーはシタデルの方がいいなと個人的には思ってます。

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クリアパーツについては、私の場合はリアルタッチマーカーで塗って拭き取りを行うことが多いです。

マーカーを使うことでスミイレになると共に独特のくすみのようなものが出るので個人的にはこの手法が好きだったりします。

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そして八戒や沙悟浄の大部分を占めた追加パーツについては、ランナーごと簡単塗装にて。

マホガニー

シルバー

クリアオレンジ

こちらの内容でサクッとキャンディ工法で塗り、後は切り取って普通に組み上げました。

この辺りは最新キットということもあり合わせ目が目立つ形にならなかったので、そこまで困ることなくできましたね。

合わせ目が絶対に気になる人にはあまりオススメできませんが、工作行程は圧倒的に楽になるのでできる範囲でやってみてもいいかと思ったりはしてます。

「すべてやる」より「選択と集中」

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非常に簡単に製作行程をまとめてみしたが、自分でもかなりあっさりだなと思いました笑

なので悟空インパルスも実際に手を付け出してから1週間掛かるか掛からないかで作ってます。

正直八戒シルエットについてはキャンディ塗装がうまくいったこともあって完全な塗り分けはせず、自分の好きな形で留めました。

悟空インパルスが懐の深いカットということもあるかと思いますが、個人的に模型作りは「選択と集中」が大事だと思うところが今回で大きく感じたところでもあります。

ひとつのキットに対して「ここまでやろう、この行程だけは譲れない」ものってたぶん誰しもあると思うのですが、そのすべてをやろうとした結果、作るのが面倒になることってあると思うんです。

そしてその強要は初心者の方の心理的ハードルにもなってると感じてます。

なので私としては別にひとつのキットに対して全部の行程を常にやることはないし、むしろ行程を絞ることで簡単かつ満足度の高い完成に持っていくこともできるんだなぁと今回実感もできました。


最後ちょっと色々書いちゃいましたが、とりあえず今回は最後に一言書いて終わろうと思います。


ホワイトはこだわりのある白色(ホワイトにブルー調を加えたいとか)に塗らない限り

・つや消し+マルチホワイト(ウェザリングカラー)

・サフブラック(あるいはシルバー)→サフホワイト

とかでいいと思ってる人です!!

転生は二度起こる

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ご無沙汰です、DEMODORIですʕ ·ᴥ·ʔ

かなり久々になりましたが残しておきたいガンプラが完成なので備忘録として記しておきます。

この名もー

転生したら張飛だった件!!!!

…はい、ネタです笑

ただゴッド丸は本編で転生をしたことがあり、そこから着想を得て「三国創傑伝」に登場する張飛ゴッドガンダムになったらどうだろう…。なんて思ってゴッド丸と張飛ゴッドガンダムのミキシングを行ってみました(。´_`。)


ゴッド丸の歴史についてはWikiさんに任せる
新SD戦国伝 超機動大将軍 - Wikipedia

ゴッドガンダムに近づいたシン・ゴッド丸

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顔とボディはそのまま使おうと思っており、ツノ飾りを2つのものを組み合わせて作成。

肩や下半身は張飛の方が好きだったこともあり採用、そして一番悩んだのがコテの部分。

ゴッド丸そのままだとミキシング感がなく、かと言って張飛だと肘固定でパッと見のデザインがはえない気がした。

そこで思い切ってゴッド丸の一部分を切り落とし、そこに張飛のものをくっ付けると全体のバランスが個人的に取れた感が出てきました(=゚∇゚)

また、背中のパーツは閉じることでマントみたいな見た目になって貫禄でたのも◎

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デザイン優先のため稼働についてはご愛嬌。
肘も稼働できるようになったのですが、コテと肩アーマーが
思いの外干渉してしまいました(-_-)

輪廻炎凰の構え

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そして今回の作例で肝となるハイパーモード的な張飛ゴッド丸の強化状態、

名付けて「輪廻炎凰の構え」

カブトのギミックを残しつつツノ飾りを加工し、さらに炎皇張飛ゴッドガンダムの背中パーツやフロントアーマーを利用。さらに張飛ゴッドガンダムのコテについてある炎のようなエフェクトをこの状態で使うことにしました〜


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このモードにしてみると本来のゴッドガンダムにかなり近いな〜と思ったり。
そこに炎エフェクトが加わることでBB戦士っぽさも出せたかなと思います。

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パンチぐらいならいけます。

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ゴッド丸と張飛ゴッドガンダムをミキシングすることでゴッドガンダム自体に近づき、炎エフェクトでBB戦士に見える。ひじょうに面白いガンプラができたかなと思います(*´°`*)

制作過程とか

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おうちに眠っていたゴッド丸。世代ドストライクのBB戦士という方も多いかと思います( ´ ▽ ` )

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三国創傑伝を見たときに「これはゴッド丸と何かできる!!」と思い、
一般販売をどれどけ待ったことか…(-_-)


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全体のバランスを見つつどのパーツを組み合わせるのか思案。腰と胴体はそのままくっ付けると頭身が違ったり接触が悪かったりしたので、ゴッド丸のボディに張飛の腰を加工して少し延長。これで三国創傑伝の頭身に馴染ませることにしました。

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三国創傑伝シリーズは脚の肉抜きがあるのでここだけ補強。
適当なランナーを詰め込んであとはパテで隙間を埋めました。

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そして目については、かのしゃばろく氏の瞳を拝借しました。この瞳が抜群にカッコいい!!本当にありがとうございます(*´°`*)


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以上で張飛ゴッドガンダムでした。久々にミキシング全開の作品でのびのびやれたかなと思います。

そしていよいよハサウェイ公開も始まりましたので、いい加減クスィーも作りたいとか思ったり…

こんな感じでマイペースにやっていきますがそのときまで

まて、次回!!

久々に作ったったデフォルメ風ガンプラ

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ようこそいらっしゃい、demodoriです。今回は11月にウイングガンダムゼロカスタムがver.カトキにて発売されるということもあり、あまり脚光を浴びていないように感じられるウイングガンダムゼロのプロトタイプをデフォルメ風にて作成してみました(*^^*) ほかの方の作例などを参考にしながらちまちま作っておりましたが、なんとか間に合ってよかったです笑

どの呼び方が正しいかもうわからないウイングガンダムゼロ

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「Wガンダム」シリーズにてウイングガンダムの後継機として登場した機体。でも主人公であるヒイロ・ユイが乗っていた記憶よりもゼクスやカトルが乗っていたほうが印象の強い機体ですよね。この辺りに知名度の原因があるんじゃー


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ただ私としてはウイングガンダム系列の機体でみれば最もデザインが好きですね。他のヒーローチックと言いますかキャラ物に近いデザインよりは兵機感を感じられる上にトリコロールが似合うところに惹きつけられますね。


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そんなウイングガンダムゼロさんHGやMGは出ていますがSDは見かけませんので、今回はHGウイングガンダムゼロとEXスタンダードのウイングガンダムゼロカスタムを合わせて作成してみることに。

もっとデフォルメにしたい人は脚部分をカットしたりするかと思いますが、武器部分とのバランスを見て個人的にはこの長さでとどめました。というよりも、個人的にはこれぐらいのスタイルが好きだったりします(*'▽')

あと胴部分のマシンキャノンをオミットしてSD頭部に合うように替え、腕も関節をいっこ取り除いて長さを調整しています。あとハンドパーツはビルドナックルズのMサイズに変えて全体的に大きく見えるようにしてあります。

作成過程をちょこっと紹介じゃ

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まず胴体と頭部部分の調整。基本的にデフォルメにするときは頭+胴体はSDのものを使うことが多い感じがありますが、EXスタンダードは頭部が小さめなのでHGの胴体を太らせるだけで乗せることもできそうだったので、胴体はすべてHGのものを使用。

ただ、このままだと赤い腰部分が少し細すぎるのと長い感じがあったので、赤部分を削って高さを調整。さらにプラ板で横部分にそれぞれ貼り付け太くしました。


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脚部分は一度脛部分で切り離し、全体のバランスを見ながら調整。股関節に関しては太ももを取り除く関係で脚部分をそのまま繋げられないので、今回はクロスシルエットのCSフォームの腕部分を移植。

股関節に真鍮線を通した後にパテで補強し簡単に外れないようにしてあります。あとは腕部分と脚の関節部分の接地面が大きくなるように加工し接着剤でくっつけて完成させました。


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いちど胴体と脚部分のバランスを確認。このときは股関節がまだHGの位置のままだったので、少し背が高くなっています。これだとSD感がでないので、股関節の軸部分をそのまま上に押し上げるように加工してみました。


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作成に集中し過ぎて画像取るの忘れた( 一一)

これが股関節の軸部分を上げたものになります。腕もあるのでちょっとわかりづらいかもしれませんが、股関節を上げることで全体のバランスが変わっているかと思います。

SDにするときはつい腕部分と脚の切り詰めだけでバランスをとりがちですが、股関節と胴体部分の加工が割とキモだと最近思い始めてます。


動きよりも全体のデザインで作ってもいいじゃないガンプラだもの

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関節をいじっているのでそこまで動きはありませんが、股関節はボールジョイントになっているので割と動かせるようになっています。前後の動きが少し縛られていますが、横には全開に開くので割と動きが付けられるようになってよかったです('_')



あと今回は瞳などのグリーンと一部のオレンジ部分にハセガワのフィニッシャーシートを用いています。グリーンはホイールシールのシルバー部分を張り付けた後にクリアグリーンをはり、ちょっとだけ目立つようにしたりと色々と細かい部分もがんばりました。オレンジは単純に筆塗が面倒な部分を回避したくて仕様してみました。ただ使い勝手はよく、今後積極的に取り入れたいですね。


ではでは、簡単ですがウイングガンダムゼロの作成レビューはこれにて終了です。来月以降はまた忙しくなりそうなのでこうしたガンプラは組み立てずらいですが、お手軽サクッと作り続けたいですねえ( ゚Д゚)


とにもかくにも、まて次回!!




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